1980年/2016年再制作
ステンレス球 電子回路
30 × 45 × 35 cm
上部に設置された2つの半球状の金属部に触れると、音響を発する。接触面積が多くなるほど高い音域となる。接触面積に応じた階段状の音階となるため、旋律を演奏することも可能である。
二つの輝く乳房に触れて私たちは知る、いま耳に聞こえる音は、もともと私たち自身のうちにあるものだということを。音によりそって、私たちは上り下りする、心とからだを結ぶ階段を。子どものようにただその昇降のみに魂を奪われて、私たちは知らぬ間にどこへ導かれるのだろうか。
(谷川俊太郎「hymn」より)
複数人で演奏することもできます
(2023年7月30日 岐阜市 芥見キリスト教会)

