佐藤慶次郎のメシアン研究メモ

佐藤慶次郎は、コンピュータを使って作曲もしていました。

それだけではなく、オリヴィエ・メシアンの音楽を、コンピュータを使って詳細に研究していたようです。

例えば、メシアンが鳥の声を五線譜にスケッチしたもの(1949〜1992)が出版されていますが、佐藤慶次郎はこれを、膨大な時間をかけてコンピュータに打ち込んでいます。大量のデータCDが残されています。

本人から生前「勿体無いので、これを何か役に立てて欲しい」と言われていましたが、これまでのところ何もできていません。

メシアンに『アッシジの聖フランチェスコ』というオペラがあります。これは、三幕のオペラですが、その内の第二幕第六場「鳥への説教」のスコアを持っていて、この鳥の声がどういう風に使われているかも研究していたようです。

『オリヴィエ・メシアン その音楽的宇宙 クロード・サミュエルとの新たな対話』(訳:戸田邦雄 音楽の友社 1993年)という本には、日付の入った佐藤直筆のメモが付箋で貼り付けられており、1996年から2009年まで熱心に、繰り返し読み続けていた様子がうかがえます。

96年の付箋

2002-H14-2/6
ぼくも、このメシアンと
同じことをやろうとしていた
わけである。
(キャリグラフィー)
(ススキ)

2007年

2009年

メシアン『鳥の声のスケッチ』

(石川喜一)